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2013年6月28日 (金)

あさ彦の爺(じじ)放談(34) 6月24日(月) グローバル人材とは?

4,5日前の新聞に「グローバル人材=英語力」なのか?と言う記事があり、思わず惹きつけられました。グローバル人材育成の名の元に、大学入試にTOEFL(トフル)のスコアを利用するとか、小学校低学年から英語を教科化するとかの大胆発言が相次ぐことに、疑問を投げかけている署名(小国綾子)記事でした。

政府のグローバル人材育成推進会議の「審議まとめ」(12年)で「グローバル人材」の3大要素は①語学力②主体性③日本人としてのアイデンティティー(詳細略)としている。これだけを見ると、こんな日本人はどこにいるのか?と驚く。

そしてこの「人材」が途中から「英語ができる」にすり替わっていると言う。資質や能力は「単一の尺度では測り難い」から、「測定が比較的に容易」な語学力アップに変化する。かくして英語教育の見直しが最重要課題となってしまった。

ところが現実問題として多くの弊害が噴出していると言う。英語を小学校から教えた結果、英語嫌いが低年齢化したと言う。中学生への英語についての質問で一番多かったのが「どうしたら英語が好きになれるか?」だったそうで、嫌いな生徒が急増しているらしい。

又、小学校で英語を母国語としている教員の確保が追い付かず、甚だしい質の低下を招いているとのこと。これらは過渡期の問題で、いずれは解決できることかもしれない。しかし、大学の日本文学の授業で、聴いている全員が日本人学生なのにそれを英語で行なうのは、何かがおかしい・・・と。

安倍自民党が特にこの問題に熱心なのは、経済界からの要請の為らしい。企業には自前で社員を海外留学させる余裕はない。それを公教育で肩代わりして欲しいと言うことだそうだ。

企業経営者も英語ができるだけの人材を求めているのではなく、まず仕事ができるタフな人材が欲しいわけだが、これが途中でミスマッチを起こしてゆく。企業の求める人材が「海外の事業所で自立的・自主的に発言・行動でき、多様な考えを持つ人と共同・調整して仕事を勧められる」のに対し、従業員は最も自信のないスキルとして「言語」を挙げる。ここで、既にミスマッチが起きているのである。

あさ彦も英語が苦手だからよくわかるが、海外に留学するかワーキングホリデイで働くかすれば、比較的容易に喋れるようになれる筈だと思っている。24時間、その国の言葉を使えなければ生きてゆけない状況になれば、人間は必死になれるし、又ならなければいけない。ロシアで生き抜いた大黒屋光太夫やアメリカに渡ったジョン万次郎をみればわかる。彼らは、恐らく外国語に関する知識はゼロだった筈である。

もっともそれには強靭な精神力とそれこそ今で言うタフな人材だけが生き残れたのも事実。明治初期に旧公家・大名の息子たちが多く欧州に留学したが、大半がノイローゼに陥ったと言う。成功したのはごく一部の下級武士出身者か商人の子弟だけだったと言う。

そもそも日本は大陸から離れた島国で、外国との交流が少なかった。外国語を学ぶ必要性がなく、長い鎖国が更に拍車をかけた。戦時中に至っては英語教育もその使用も国家権力が禁じた。日本人のDNAがそのように変質してしまったと考えられる。

鎖国を断行した徳川家光や或いは東條英機の責任は極めて重いのかも・・・。しかし、そんなことを言っても始まらない。さてどうすべきか?

答えが見つからない(。>0<。)。

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