« あさ爺の湘南・鎌倉ガイド(262) 7月9日(木) 墓地の案内 | トップページ | asajiroの湘南日記(127) 8月12日(水) 海街diary »

2015年8月23日 (日)

あさ爺の湘南・鎌倉ガイド(263) 7月10日(金) 江ノ電いまむかし

EFGの実習で江ノ電沿線を巡りました。乗り降り自由の切符で、その名も「のりおりくん」を買い求めます。料金は600円ですから、3回以上乗り降りすれば採算がとれる筈です。観光客の場合は、その切符を提示することによって土産物や飲食代の割引も受けられますので、お得感は十分にありそうです。

104年の古い歴史を持つ江ノ電ですが、廃業の危機もあり紆余曲折を経て、今現在に至っています。大都市通勤圏を支える大手の私鉄を除いて、路面電車のようなローカル鉄道が生き残ってきたことは奇跡と言えるでしょう。

モチロン、江の島と鎌倉と云う観光地に支えられてきたのが理由ですが、「観光」ほど永続性の観点からみて不安定なものはありません。特に時代の変遷で、人気観光地は浮き沈みが激しいからです。

今は人気が少し復活しつつありますが、出雲大社がいい例です。旧国鉄の大社線終着駅は大社駅ですが、豪壮な建物は駅舎としては珍しく国の重要文化財に指定されています。

かってはこの駅に毎週のように団体の臨時列車が発着していました。しかし、大社詣での激減により大社線は廃線となり、駅舎だけが取り残されています。文化財として余生を過ごしているだけでも恵まれてはいますが・・・。

この大社参詣者輸送の一翼を担った一畑電鉄や金毘羅詣での琴電は細々と命脈を保ってはいますが、江ノ電と同じような路面電車タイプの琴平参宮電鉄(コトサン)は経営不振で廃線となりました。

伊勢神宮や善光寺と云った名だたる名所にも明治以降に鉄道が通じていますが、現在はバス輸送が大半となっています。江ノ電の生き残りには企業努力や小田急傘下に入ったこと、小さな鉄道を逆手に取った魅力をPRしていること、加えて沿線に多くの学校を誘致したこと等も理由になりそうです。

そんな江ノ電が地域に溶け込んで今も走り続けている理由を、温故知新の立場で訪ね歩くのが今回の企画でした。セピア色に変色した昭和の写真を見ながら、昔と変わった風景や逆に変わらない風景も確認しながら、電車に乗ったり沿線を歩いたりしました。

35人の老人(9割以上が65歳以上の高齢者)が小さな無人駅からドヤドヤと乗り込んできたかと思えば、わずか1駅の次の無人駅で一斉に降りてしまったりするものですから、乗り合わせた観光客は目を丸くしています。せっかく席を譲った若い人は、アレレと云った顔をしていました。

最後は極楽寺検車区を見学。今に残る「タンコロ108号」は動態保存されています。それを外観から見学して、今日の実習は終わりました。江の島や鎌倉が今後も人気の観光地として続くのかどうか気になるところですし、江の島は既に往年の賑わいはありません。むしろ、七里ヶ浜の海岸線が多くの若者に支持され、そこにあるグルメスポットが人気を集めています。

その若い人たちや家族連れで、今や電車自体が観光スポットになっている江ノ電です。今回は夏休み向けの企画なので、チビッ子たちも大勢参加してくれることでしょう。

後は、予想される暑さ対策です。鎌倉高校前駅から七里ヶ浜駅の間は海岸線を走る国道を歩くのですが、日陰がありません。子どもたちにはいささか問題がありそうな区間でした。

« あさ爺の湘南・鎌倉ガイド(262) 7月9日(木) 墓地の案内 | トップページ | asajiroの湘南日記(127) 8月12日(水) 海街diary »

講座・座学・実習」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1396849/61292959

この記事へのトラックバック一覧です: あさ爺の湘南・鎌倉ガイド(263) 7月10日(金) 江ノ電いまむかし:

« あさ爺の湘南・鎌倉ガイド(262) 7月9日(木) 墓地の案内 | トップページ | asajiroの湘南日記(127) 8月12日(水) 海街diary »

無料ブログはココログ
2018年12月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31