文化・芸術

2018年4月17日 (火)

あさ爺の徒然日記(848) 4月15日(日) 愛新覚羅一族の書画

時宗総本山遊行寺の参道(いろは坂)は、この季節には八重桜が爛漫と咲いてる筈なのだが、昨日今日の強風ですっかり花びらを散らしてしまった。まことに今年の春は、種類を問わずサクラは咲き急いで、そして散って逝った。

季節は違うが年の暮れの12月に天城山で若い花の命を散らせた心中事件が起こった。愛新覚羅慧星さんの天城山心中で、この世で結ばれない想いを天国でと、学習院大学生の二人が命を絶った。とりわけ女性が旧満州国皇帝の血を引く姫君とあって、世の人々の涙を誘った。あさ爺は中学3年生だったが、新聞には美しくも愁いを含んだ女性の写真が。あさ爺より上の世代は満州国の皇帝を、そしてあさ爺世代は慧星さんを思い出す「愛新覚羅」のお名前である。

その一族の書画展が竹橋のアートサロン毎日であり、最終日に駆け込みで出かけた。数日前には天皇皇后両陛下もご覧になられた。不覚にも一族が各方面で活躍されておられることを知らなかった。桜美林大学の所蔵品だそうで、誠に味わいのある書画が並ぶ。日中平和友好条約締結40周年に合わせた記念の展示だった。会場には「書画でみるラストエンペラーの系譜」とあった。

2018年2月24日 (土)

あさ爺の徒然日記(805) 2月23日(金) 宿場寄席

藤澤宿は旧東海道の6番目の宿場町、同時に時宗総本山遊行寺の門前町でもある。又、江の島道や大山道の分岐点でもあり、江戸時代は云わば交通の要衝でもあったようだ。その遊行寺の門前に「ふじさわ宿交流館」がある。そこで毎月、宿場寄席なるイベントが行われているのだが、今日初めてその寄席を楽しませて貰った。若手落語家の三遊亭鳳志、三遊亭好の助のお二人。

寄席見物に先立って税務署で確定申告。添付書類の不備を指摘された爺さんが「お前とこの長官も隠しとるやないか!」と声を荒らげていた。別の窓口では婆さんが係と口論している。ひたすら低姿勢の係官。気のせいか、今年は窓口が荒れ模様だ。景気回復の実感もないし・・・。

隣に完成したばかりの市役所新庁舎に入る。建て替え前にはあった食堂がない。代わりに市民ラウンジや展望デッキで、庁内のコンビニで買ったものの飲食は自由。初めて眺める景色も新鮮でいい。ただ、9階建てで超高層ではないのが残念。駅前周辺のオフィスビルやマンション群に遮られて江の島も見えたかどうか?

2018年2月22日 (木)

あさ爺の徒然日記(803) 2月21日(水) ブリューゲル展

東京都美術館で開催中の、画家一族150年の系譜と銘打った「ブリューゲル展」を鑑賞。16世紀フランドル(現在のベルギー辺り)を代表する画家だそうだが、あさ爺の西洋美術の乏しい知識の範疇からは外れた方々。父・子・孫・ひ孫と4代にわたったブリューゲル一族。つまりは一人の画家ではないのだが、日本初公開の作品が大半で、無知なあさ爺の不勉強もその辺りにある。

宗教画、風景画、静物画が約100点展示された。そして今日は入館10分待ちの行列が・・・。この美術館がシルバーデーとして、65歳以上の高齢者に無料入場をさせてくれる日なのだ。今までは仕事のこともあり、この恩恵に浴したことは一度もなかった。

常設展を高齢者に無料公開してくれる施設は他にもあるが、企画展では余り例がないので年寄りには有難い制度だ。考えてみれば、上野公園は今年に入って既に4度目。それでも正岡子規記念野球場(球技場?)の存在を知ったのは、今日が初めて。今まで、マッタク知らなかった。西郷どんやパンダだけではなさそうだ。

2017年11月28日 (火)

あさ爺の徒然日記(721) 11月24日(金) 浮世絵からバリトンへ

昼間は辻堂にある藤澤浮世絵館でお勉強。浮世は仏教の無常観に基づく「憂き世」が転じたものだそうだ。知らなかった。来世とは違う、現在の人々が生活を営むのが「現世」であり、それが憂き世なのだ。それだけ聴いただけで浮世絵の奥深さが想像できる。

江戸時代に発展した庶民向けの絵画で、風俗、美人、役者、風景、花鳥画、武者絵、おもちゃ絵などがある。先生!春画もありますよねと、手を挙げて聞きたかったが、若い美人の講師だったので、さすがの能天気でマナー知らずのあさ爺でも躊躇してしまった。17世紀からの各流派についてもお勉強(したつもり)。企画展「湘南と明治・大正・昭和の画家たち」も鑑賞。以上、これはEFGの勉強会。

そして、夜は東京オペラシティでの「石崎秀和バリトンリサイタル」を鑑賞。サブタイトルは「ロマン派以降の作曲家によるドイツ歌曲の夕べ」。ピアノ伴奏は中地雅之。共に東京学芸大学で教鞭をとる音楽の先生でもある。ホールには教え子や仲間と思しき方々が詰めかけて、少しいつもとは違った印象だった。ドイツ語は難しい(英語もわからないが)ので、壁に映し出される日本語字幕を見ながらの鑑賞。眼が疲れた。

2017年11月 4日 (土)

あさ爺の徒然日記(701) 11月2日(木) 運慶展へ出かける

第4次安倍内閣が発足。再任前の発足した時にも触れたが、学歴から読み解くと一番多いのが外国の大学(大学院)で6人、次いで東大の4人。河野外相の慶応も加えると東京六大学が珍しく揃い踏み。他は日大、玉川大、学習院、上智、成蹊となり、関西はいない。

昔は官僚出身が多かった為に、東大が圧倒したが、今は多彩に。国際化を反映して海外の大学がこれからも主流となりそうで、英会話は大臣の椅子でも必須なんだろう。最終学歴に現れずとも、留学経験者が多く、その意味でも裕福な家庭の育ちでないと大臣は無理?

今日は上野の都美術館での奎星展(書道)と東京国立博物館での運慶展を見学。同人の書道展は静かに鑑賞できたが、運慶さんは長蛇の行列に並び、入場してからも大混雑、久しぶりに音声ガイドのお世話になった。先日の予習が役に立った。

2日前の勉強だと、まだ記憶喪失にならないで頭の片隅に残影として輝きを放ってくれていた。仏像のみならず僧侶像のリアルな彫刻が圧巻。

2017年10月29日 (日)

あさ爺の徒然日記(695) 10月27日(金) 芸術の秋

又、希望の党のお話。共同代表は樽床代表代行と旧民進大島幹事長が相談して決める由。そこで大島氏が選ばれるらしい。つまり、百合子女史がじらし続けた首班指名が、この体たらく。大体、大島幹事長ってWho?顔がすぐ浮かぶ人は、政界通か?

あさ爺が推薦した玉木氏ら若手の意見は黙殺するらしい。大体、今度の会議からしてお粗末だ。みんなで小池代表をつるし上げている。よくそんなことが言えたもんだと呆れ果てる。だから、野党はバカにされるのだ。

話変わって、今日は芸術の秋を楽しむべく都内を走り回った。新国立美術館で二紀展と安藤忠雄展を。二紀展では高校同期のKさんの作品を中心に鑑賞。彼女は女流画家として活躍中。浜離宮朝日ホールでは樋口紀美子ピアノリサイタル。33年に及ぶドイツ暮らしを終えての帰国10周年記念の演奏会。J・S・バッハとリストを中心に演奏。

久しぶりに都営大江戸線に乗り、シオサイトを歩いた。かつての汐留操車場が生まれ変わって、もう15年近くになる。職場が新橋駅前だったので、今でも懐かしいサラリーマンの街だ。

2017年9月26日 (火)

あさ爺の徒然日記(666) 9月24日(土) 初秋に聴く筝の音色

所用で王子に出かけたその足で、上野の森美術館で昨日から始まった「金澤翔子書展」を鑑賞する。ダウン症の書家として活躍されておられる。彼女の作品展は鎌倉の建長寺でも拝見し、彼女を挟んで家族で撮らせていただいた写真もいい記念になった。

今日は図録にサインもしていただいた。ご本人の努力はモチロンだが、お母さまの存在なくして今日はなかった。建長寺以外にも日本の代表的な神社仏閣に奉納された作品が会場いっぱいに並ぶ。長蛇の行列がこの天使のような書家の人気を物語っていた。

メトロで人形町に移動。日本橋公会堂での生田流筝曲「紀の会演奏会」へ。高校同期のSさんが出演。16名の仲間が駆けつけた。四国の学校だが、同期の絆は男女を問わず強い。夫婦同伴はあさ爺だけだが、カミさんもSさんとは2度目のご対面。

スポーツ万能で文武両道だったSさんは、邦楽の大家ともなられた。今日も登山家・冒険家・写真家・画家・国連元幹部など多彩な仲間が彼女の舞台に魅入った。やはり筝の音色は秋の季節によく似合う。

2017年7月 1日 (土)

あさ爺の徒然日記(587) 6月27日(火) スタジオ ライフ

「スタジオ ライフ」の公演を観る。女性だけの劇団である宝塚歌劇団には、過去に何度か通ったことがあるが、男性だけの劇団の公演を観たのは今日が初めてだった。イヤ、正確には歌舞伎も男性だけだから、初めてと云うのは当たらないかもしれないし、他にもあったかも知れない。

しかし、イケメンの若い男優が演じる舞台は、あさ爺のような年寄り夫婦には場違いかなとも思った。場所は、新宿花園通りにあるシアターサンモール。作品は「スモール ポピーズ」と云う、オーストラリアのさる小学校での日常を描いたもの。ここにはカンボジアやベトナムからの移民や難民の子どもたちも通っている。その子どもたちの中での軋轢や、教師、親たちが織り成す物語。

背の高い母親や女教師は美人でも男優とわかるが、背の高くない子供たちの中の女の子は、最後までホントの女の子ではないかと疑ったくらい。でもこの劇団には、女性は演出家の倉田淳のみとなっているから、あの可憐なベトナムの少女も間違いなくみんな男優で、その為か、ホールには若い女性やそうでない女性も多く詰めかけている。

宝塚もフアンの大半は若い女性だが、この男性劇団も観客層は同じのようだ。この歳になっていいものを見せていただいたと思っている。

2015年12月25日 (金)

asajiroの湘南日記(130) 10月24日(土) 一遍聖絵

遊行寺宝物館で開催中の国宝「一遍聖絵」展を鑑賞しました。asajiroは遊行寺で見るのは2度目ですが、今回は全12巻一挙公開です。

絵巻物ですからすべて広げるのは無理なので、それぞれの巻物の中で有名な場面の部分が見られるようになっています。絵巻物の興味深いところは物語の中身もさることながら、描かれたその時代の風景や人物にいつも惹かれます。主人公(この場合は一遍さん)もさることながら、その廻りの人物描写にいつも感心しています。

こうした絵巻物はホトンドが災厄で失われているようですから、現在に伝えられているのはまさに奇跡的なことでしょう。「一遍聖絵」もその一つで、しかも全12巻を一堂に見られる機会は滅多にあるものではありません。細かい報告は割愛しますが、時宗総本山の遊行寺が市内にあるお陰でもあります。そう云った意味では奈良に住んでいれば絶対に正倉院展は見るであろうといつも残念に思っていますから。

いつもは静かな宝物館も今回ばかりは大勢の入館者で賑わっていました。境内の大銀杏はまだ色づいてはいませんでしたが、秋晴れの今日は木枯らし1号が吹き荒れた一日でもありました。

2015年6月23日 (火)

asataroおでかけ日記(149) 4月15日(水) ボッティチェリ展

渋谷Bunkamuraザ・ミュージアムで先月から開催中の「ボッティチェリとルネサンス」展を鑑賞。あまり知名度のない画家だと思っていたが、NHK(他に毎日新聞社など)が主催者に名を連ねている為か、会場は多くの来場者で混雑していた。

15世紀、フィレンチェで花開いた芸術。有名なメディチ家がパトロンとなって多くの芸術家が集まり、数々の傑作を残した。今回はその内のルネサンスの巨匠であるボッティチェリの選りすぐりの作品約80点が公開されている。

スポンサーはメディチ家にとどまらず銀行家などの金融業者が、フィレンチェの繁栄を支え優れた文化遺産を生み出した。ほぼヨーロッパの貿易を支配し、近代に通じるメセナ活動の原点となったとも云う。道理で協賛の中にみずほ銀行や三井物産などが名を連ねている。

「聖母子と洗礼者聖ヨハネ」は門外不出の貴重なもので、日本初公開である。他に「受胎告知」、「キリストの降誕」、「聖母マリアの結婚」等々。どうもasataroはキリスト教に疎いので、キリスト教徒や信者であれば夢中になって展示作品に見入るのかもしれないが門外漢には猫に小判。中世ヨーロッパの風物や人物を描いた作品の方にどうしても目がいってしまう。

フィレンチェのルネサンスが金融業の繁栄によってもたらされたと云うことはナントカ理解できた。明治のニッポンでも財閥をはじめとする実業家が、多くの芸術家を育成してきた。倉敷の大原美術館などは、今でも存在感たっぷりである。現代はどうなんだろう?有り余る巨額の資金で美術品を購入したりする話は耳にするが、それはどちらかと云えば一種の財テクだろう。無名の芸術家を育てている話はあまり聞かない気がする。そんなことを考えながら美術館を後にした。

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