文化・芸術

2017年7月 1日 (土)

あさ爺の徒然日記(587) 6月27日(火) スタジオ ライフ

「スタジオ ライフ」の公演を観る。女性だけの劇団である宝塚歌劇団には、過去に何度か通ったことがあるが、男性だけの劇団の公演を観たのは今日が初めてだった。イヤ、正確には歌舞伎も男性だけだから、初めてと云うのは当たらないかもしれないし、他にもあったかも知れない。

しかし、イケメンの若い男優が演じる舞台は、あさ爺のような年寄り夫婦には場違いかなとも思った。場所は、新宿花園通りにあるシアターサンモール。作品は「スモール ポピーズ」と云う、オーストラリアのさる小学校での日常を描いたもの。ここにはカンボジアやベトナムからの移民や難民の子どもたちも通っている。その子どもたちの中での軋轢や、教師、親たちが織り成す物語。

背の高い母親や女教師は美人でも男優とわかるが、背の高くない子供たちの中の女の子は、最後までホントの女の子ではないかと疑ったくらい。でもこの劇団には、女性は演出家の倉田淳のみとなっているから、あの可憐なベトナムの少女も間違いなくみんな男優で、その為か、ホールには若い女性やそうでない女性も多く詰めかけている。

宝塚もフアンの大半は若い女性だが、この男性劇団も観客層は同じのようだ。この歳になっていいものを見せていただいたと思っている。

2015年12月25日 (金)

asajiroの湘南日記(130) 10月24日(土) 一遍聖絵

遊行寺宝物館で開催中の国宝「一遍聖絵」展を鑑賞しました。asajiroは遊行寺で見るのは2度目ですが、今回は全12巻一挙公開です。

絵巻物ですからすべて広げるのは無理なので、それぞれの巻物の中で有名な場面の部分が見られるようになっています。絵巻物の興味深いところは物語の中身もさることながら、描かれたその時代の風景や人物にいつも惹かれます。主人公(この場合は一遍さん)もさることながら、その廻りの人物描写にいつも感心しています。

こうした絵巻物はホトンドが災厄で失われているようですから、現在に伝えられているのはまさに奇跡的なことでしょう。「一遍聖絵」もその一つで、しかも全12巻を一堂に見られる機会は滅多にあるものではありません。細かい報告は割愛しますが、時宗総本山の遊行寺が市内にあるお陰でもあります。そう云った意味では奈良に住んでいれば絶対に正倉院展は見るであろうといつも残念に思っていますから。

いつもは静かな宝物館も今回ばかりは大勢の入館者で賑わっていました。境内の大銀杏はまだ色づいてはいませんでしたが、秋晴れの今日は木枯らし1号が吹き荒れた一日でもありました。

2015年6月23日 (火)

asataroおでかけ日記(149) 4月15日(水) ボッティチェリ展

渋谷Bunkamuraザ・ミュージアムで先月から開催中の「ボッティチェリとルネサンス」展を鑑賞。あまり知名度のない画家だと思っていたが、NHK(他に毎日新聞社など)が主催者に名を連ねている為か、会場は多くの来場者で混雑していた。

15世紀、フィレンチェで花開いた芸術。有名なメディチ家がパトロンとなって多くの芸術家が集まり、数々の傑作を残した。今回はその内のルネサンスの巨匠であるボッティチェリの選りすぐりの作品約80点が公開されている。

スポンサーはメディチ家にとどまらず銀行家などの金融業者が、フィレンチェの繁栄を支え優れた文化遺産を生み出した。ほぼヨーロッパの貿易を支配し、近代に通じるメセナ活動の原点となったとも云う。道理で協賛の中にみずほ銀行や三井物産などが名を連ねている。

「聖母子と洗礼者聖ヨハネ」は門外不出の貴重なもので、日本初公開である。他に「受胎告知」、「キリストの降誕」、「聖母マリアの結婚」等々。どうもasataroはキリスト教に疎いので、キリスト教徒や信者であれば夢中になって展示作品に見入るのかもしれないが門外漢には猫に小判。中世ヨーロッパの風物や人物を描いた作品の方にどうしても目がいってしまう。

フィレンチェのルネサンスが金融業の繁栄によってもたらされたと云うことはナントカ理解できた。明治のニッポンでも財閥をはじめとする実業家が、多くの芸術家を育成してきた。倉敷の大原美術館などは、今でも存在感たっぷりである。現代はどうなんだろう?有り余る巨額の資金で美術品を購入したりする話は耳にするが、それはどちらかと云えば一種の財テクだろう。無名の芸術家を育てている話はあまり聞かない気がする。そんなことを考えながら美術館を後にした。

2015年5月 2日 (土)

asataroおでかけ日記(147)  3月15日(日) 美術館を巡る

出光美術館で開催中の「小杉放菴」展に出かけました。<東洋>への愛と云うサブタイトルがついています。没後50周年を記念して、若い頃の洋画の世界から日本画家に転身していった心の軌跡をたどる展示でした。

かっては漱石も絶賛した彼の洋画。しかし、パリに留学中に自らの価値観が変わってゆきます。西洋の伝統にとらわれない東洋の美こそ、彼が求める新しい世界だったとか。壁画から水墨画まで幅広い代表作の数々が一堂に会し、放菴芸術に一貫する東洋への愛を回顧していました。

続いては神谷町まで足を伸ばし、菊池寛実記念智美術館に入りました。ここでは過去に菊池寛実賞を受賞した現代の工芸作家の作品が展示されていました。展示タイトルは「工芸の現在」。

金工の相原健作と山本晃、ガラス工芸の石田知史と江波冨士子、陶磁の神農巌と新里明士、木工芸の須田賢司、漆工の田口義明、染織の築城則子、人形作家の中村信喬と春木均夫、竹工芸の武関翠篁等で殆どが戦後生まれの若い作家ですが、既に重要無形文化財保持者に認定されている人もいて、現代の日本の工芸を担っている第一人者たちです。

asataroは美術では日本画とこの工芸品を鑑賞するのが好きです。専門的な鑑識眼は持っていませんが、己の感性に訴えてくる何かが感じられるからです。今日も実力派の作家たちが魂を込めて作り上げたであろう作品に接して、目の保養と同時にココロも癒された気がしました。

2015年1月19日 (月)

asataroおでかけ日記(145) 12月4日(木) フランス絵画展

渋谷Bunkamuraザ・ミュージアムで開催中の「夢見るフランス絵画」(印象派からエコール・ド・パリへ)展に出かけました。この美術館も久し振りです。

第1章は印象派とその周辺の画家たち。セザンヌ、シスレー、モネ、ルノワール、ボナール、マルケと云った馴染みのある画家の作品が並びます。特にルノワールが多く展示されていました。

第2章は革新的で伝統的な画家たち。よくわかったようなわからないようなタイトルで紹介されています。ここにはルオー、ヴラマンク、デュフィ、ドラン。デュフィの作品がもう少しあれば・・・と、それが残念。

第3章は今回のメインらしく多くの作品が。エコール・ド・パリの画家たち。ユトリロ、ローランサン、モデイリアーニ、藤田嗣治、シャガール、キスリング。藤田嗣治の作品が並んでるのにはびっくり。てっきり日本の画家の範ちゅうかと思ってましたが、考えてみればフランスに帰化されていたのですね。好きなユトリロが数多く展示されていてasataroはご満悦。

美術館を出て、さてお昼はどこにしましょうか?とカミさんがキョロキョロ見まわしているので、「行きつけの店があるよ、中華だけど」とasataro。「へえ~、行きつけの店があるなんて知らなかった」と彼女。雑踏をかき分けて、スタスタとさるビルの地階へ下りる階段に。

お店の名前は「パンダレストラン」。行きつけと云っても2度入っただけ。高校同期のS原さんが懇意にされておられるお店。山の会の反省会で入った経験があるだけでしたが、結果オーライ。美味しくてお値段も手頃。広い店内も満席でしたが、幸いすぐに案内してくれました。

中華と聞いて、横浜の中華街のような赤いランタンが下がって、ざわざわとした雰囲気のお店を想像した彼女。ずいぶんと洒落ていてなかなかキレイと、彼女もご満悦。世田谷夫人のS原さん、またまたお世話になりました。

2014年12月20日 (土)

asataroのおでかけ日記(144) 10月29日(水) 菱田春草展

九段の国立近代美術館で開催中の「菱田春草展」を観に出かけました。以前なら迷わず東京駅経由、つまりJR利用で向かうところですが、最近では急ぎの用事でなければ私鉄を利用します。

今日も、湘南台から小田急江ノ島線に乗り、中央林間で東急田園都市線(メトロ半蔵門線直通)で九段下へ。メトロ東西線に乗り換えて目的地竹橋駅で下車。乗り換えは増えますが、電車本数も多く、うまく特急・急行に出会えば時間もかなり早いし、何より運賃がほぼ半額で済みます。

菱田春草は明治時代の日本画家。asataroにとっては小学生の頃からの知り合いです。子どもが知っている理由は単純なもので、郵便切手に描かれていたからです。若く端正な顔立ちだったことをよく覚えています。だからasataroの記憶の中では、とっても有名な人。しかし、その作品を一挙にたくさん目の当たりにするのは今日が初めて。しかも、明治期の画家でありながら、これだけ多くの作品が展示されていてオドロキました。生前から著名だったと云うことでしょうか?個人蔵もありますが、全国の美術館で所蔵されていることが展示でわかります。近代日本画の黎明期で、後世の画家に大きな影響を与えたことが理解できました。

再び切手のお話。春草が登場したのは確か文化人切手シリーズでした。それで子どもたちは多くの学者や作家、芸術家を知ったわけです。最近、この種のシリーズがあまりないのが残念です。記念切手が氾濫している割には、このような子どもたちへの生きた教材になる切手が見当たりません。是非、復活して欲しいものです。

2014年11月23日 (日)

asajiroの湘南日記(112) 10月12日(日) 海老名での絵画展

海老名は藤沢の隣町ですが、鎌倉や横浜とは反対方向なので、出かける機会があまりありません。その海老名の市民ギャラリーで知人のY氏も出品されてる絵画展が行なわれていますので、車で出かけました。

Yさんの作品は3点、風景画と静物画でなかなかの力作です。絵を描く趣味はいいですね。asajiroも小学生の時は展覧会でよく入選していて、今でもその時の作品が思い浮かびますが、才能はそれで終わったようです。

義弟も絵画を趣味にしていました。義弟と云ってもasajiroより2歳年長でしたが、リタイア後は精力的にキャンパスに向かい、上野の森美術館の展覧会に毎年のように入選していました。しかし、10年前に難病を患い、帰らぬ人となりました。ようやく時間が出来て思う存分、絵が描けると張り切っていた矢先でした。

今日の絵画展も趣味の同人会の発表会のようなもので、日本各地の風景や外国の景色を描いたものも多く、アマチュアとは思えぬ素晴らしい作品が並んでいました。前衛絵画は理解に苦しむasajiroですが、美しい風景を描いたものは心が洗われる思いです。

まさに今は日本の秋。刈り取られた稲田の風景や赤く熟した柿の実が実る湘南の郊外の風景の中を、asajiro達は家路につきました。

2013年9月30日 (月)

asataroおでかけ日記(115) 9月20日(金) 国立劇場

初めて東京三宅坂にある国立劇場へ出かけました。日本舞踊の西川扇蔵リサイタルを鑑賞します。日本舞踊を劇場で観る機会も少ないのですが、特に今日はまだ入ったことのない国立劇場ですから、もう何日も前から楽しみにしていました。

演目は清元「玉兎」、長唄「瓜盗人」、長唄「猿舞」で西川扇蔵自身は最後の猿舞に登場します。この世界に疎いasataroですが、内容については渡された立派なパンフレットに詳しく説明されていましたので、ナントカ理解することはできました。

素人考えで、大舞台に華やかな着物姿の若い女性たちの大群舞が見られるのかと思っていましたが、それはマッタクありませんでした。考えてみればリサイタルですから、そんなことはないわけです。その代わり、客席は満場着物姿のご婦人です。幕間のロビーは一層華やかで艶やかな雰囲気です。

踊りの師匠さんに、大勢の生徒さん?・・・。アラ!センセイ・・・!と至る所で黄色く上ずった声がします。氷川きよしに群がる女性とは違った大人の雰囲気で、しかも日本情緒たっぷり。そのようなロビー外交が目を楽しませてくれます。

asataro夫婦は舞台や客席もさることながら、ロビー2階のギャラリーに目を奪われました。日本画の大家の作品がずらりと並んでいます。ほとんどが文化勲章受章者で圧巻でした。それも何号と言うのでしょうか?大きな作品ですから、購入資金は億単位?

国立劇場で国が文化行政の対外的なショーウインドウを意識したのでしょう。外国人が喜びそうな土産店やレストランが軒を並べています。東京には立派な劇場がたくさんありますね。文化の一極集中であることがよくわかりました。

2013年8月19日 (月)

asajiroの湘南日記(79) 8月9日(金) 逗子で写真展へ

長崎原爆の日も猛暑に見舞われた一日となりました。午前中、仕事で葉山にでかけ、帰途逗子に立ち寄ります。

旧知のK氏の写真展が逗子プラザのギャラリーで始まっています。氏は海中生物の生態写真の撮影をライフワークとされています。著作もいくつか出され、asajiroが逗子で勤務していた時に知り合いになりました。

今日は奥様も会場で受付をされておられ、久し振りとなる再会の挨拶をします。氏のカメラマンとしての仕事は、定年後に趣味の写真を本格的に始められたと伺っています。カメラの先には、常に海中の生き物たちがいます。展示の写真の数々にも、氏の温かい眼差しが感じられます。

カミさん手作りのパンとラスクを差し入れしました。パンの差し入れは毎度のことですが、今回はレパートリーを広げてラスクが加わり感謝されました。市役所に近い軽食喫茶のお店でお昼にします。逗子で食事する際によく利用している行きつけの店ですが、今日は久し振りです。昭和30年代を彷彿とさせるレトロな雰囲気が気に入っています。

派手な身なりををした若い男女で、駅前から逗子海岸に至る商店街は賑やかです。猛暑が続いていますから、海辺も若者達で溢れている筈です。彼らも、海中生物に違いありませんが・・・。

2013年7月14日 (日)

asataroおでかけ日記(108) 7月7日(日) ベルギーの印象派

「エミール・クラウスとベルギーの印象派」展を見に出かけます。場所は東京ステーションギャラリーです。復元完成した東京駅丸の内駅舎の中にあります。初めての入館ですので、asataroは美術展以上にその建物の方に関心がありました。

パリにもオルセー美術館と言う昔の駅舎を利用した美術館があります。その時も、中に数多く展示されている有名な絵画もさることながら、やはり建物の方に目を奪われたものです。

美術史は中学や高校で学んだ程度の浅い知識しか持ち合わせていませんので、エミール・クラウスがどんな画家なのか知りませんでした。我々がよく知っているルノアールやモネ等のフランス印象派の影響を強く受けている感じを持ちました。

最初にエレベーターで3階に上がり、そこから各階の展示室を見ながら階段で下まで降りるシステムをとっています。階段の壁は創建当初の赤レンガで、それを見ながら下ります。建物が重要文化財となっているそうですから、赤レンガもつい触りたくなりますが「触らないで」の標示が至るところに・・・。

せっかく東京駅までやって来たので、もう少し足を伸ばして再び王子の孫に会いに出かけます。ま、こっちの方が目的みたいなもんです。昼寝中だった王子さまも起きれば、予期せぬジジババの姿にすぐさま遊び相手をさせられます。今日も猛暑・・・、お外には出られません。加えて午後からは雷雨になりました。

今日は七夕。平塚の七夕まつりは今日が最終日です。今年も見物に行くことができませんでしたが、駅のホームには浴衣姿のカップルや女の子のグループがたくさんいました。皆さん、よくお似合いです(o^-^o)。

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